リビングゲストハウス

石川県金沢市のゲストハウスに住んでいました。ゲストハウススタッフでマネージャーとして奮闘中。

意外と大事な共有スペースのあり方を考えてみる。

      2015/11/14


ゲストハウスは、交流が大切と思う人が多い。今回は、意外と大事な共有スペースについて触れたいと思う。ゲストハウスに訪れた際、共有スペースでくつろぐことも多々あると思う。もちろん、ベッドにこもる人もいるだろう。ただ、どうしてもドミトリーでは寝ている人に気を使う事もある。だからこそ大切な共有スペースの重要性を考えたい。

宿側としてはベッド数を増やしたい

宿側としてはベッド数を一つでも多く増やしたい。宿泊者数の上限はある程度大きいほど、週末などに満室に近い形をつくることができる。宿側としては、ベッド数をできるだけ多く置きたいですし、利益を考えても多い方が優位だ。

共有スペースなんて、使わない日は使わないのだから、「いっそのことなくしてしまえ」とか「狭くてもいいじゃん」なんて安易に思う人もいるかもしれない。

客側としては荷物の置き場や、ベッドが狭い

ドミトリーの部屋は基本的にはベッドの面積が大半を占める。共有スペースなんてあったもんじゃない。大きなバックパックや音楽家のギター、大道芸の荷物などで通路さえ狭くなる。

客側としてはある程度自分の使えるスペースや、ちょっとした話をできる共有のスペースもあるとありがたい。

狭い部屋に押し込むなら、広くのんびりできる場所が必要。

狭い場所が好きな人もいれば、安宿だから仕方なく泊まっている人もいる。共有スペースは、安宿だから仕方なく泊まっていても、唯一のんびりできる空間ではないだろうか。

以前、カプセルホテルに泊まった時に、ボロボロだったけれど、1フロアをすべて共有スペースにしているところがあった。テレビを見たり、雑誌を読んだり、勉強したり、飯を食べたり。なにより広い空間がとても良く感じた。

カプセルホテルでは交流を求めるわけではない。寝るとこと作業をするところが分けたかったり、寝るまでは広い空間に居たいと感じた。広いと、他の人との距離も保てるのでリラックスしてくつろげた。

共有スペースの大きさ

では、共有スペースの大きさってどれくらい必要なのか。

小さ目なスペース

僕の働くホステルでは1Fは共有スペースとなっている。とはいえ、満室の日は全ゲストが集まると、もはや座る場所すらなくなるだろう。そこには多くのゲスト同士が嫌でも隣通しになり、軽く声をかける環境を生み出すことができる

だけど、逆に言えば、のんびりパソコンや携帯をいじりたいのに、横に人がいたりすると、なんだかやりづらい。

大き目なスペース

某大手ゲストハウスに泊った時、1Fは広めの共有スペースになっていた。最大宿泊者数も小さなゲストハウスとは違うこともあったかもしれない。当時、リビング形式の席は満席でしたが、別の空間の、ソファーに腰掛けながらのんびりできました。

普段は家などの狭い空間で過ごしているからこそ、旅行や出張では、他の旅行者を気にせずのんびりくつろいだり、お茶やお酒をたしなむのも悪くない。広い空間で人と距離を取れる場所を求める人もいる。

おわりに

交流を大切にするのであれば、狭めの共有スペースで。お客様にそれぞれの時間を楽しんでもらうなら広いスペースを準備することは必須でしょう。

個人的には、気分によって共有スペースでのんびりしたいときもあれば、誰かと話したいときもあるから、両方兼ね備えてあればいいなと思います。

実は大切な共有スペースの居心地。そこには、交流を生み出したり、遮断してしまったり、リラックスできたり、あらゆる可能性が秘められている。開業前の設計から、開業後もスタッフが常に共有スペースの活用や雰囲気を考えて、より良くしていく必要があるのではないだろうか。

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石川県金沢市のゲストハウスで2016年11月にオープンした「Blue Hour Kanazawa」でマネージャーとして奮闘中。また、1か月から入居可能な「シェアハウスASSORT-アソート-」というシェアハウスを金沢でやっています。