リビングゲストハウス

石川県金沢市のゲストハウスに住んでいました。ゲストハウススタッフとして奮闘中。

外国人をはじめとしてフリーアコモデーションは、法律違反?

      2017/10/06


ゲストハウス業界では話題になっているであろう、北海道で働く代わりに無料で宿泊したとしてを出入国管理法違反(資格外活動)の疑いで現行犯逮捕され、ホステルの運営会社の社長やホステル責任者などが逮捕された話。フリーアコモデーションでも違法なのだろうか。今回はニュースの経緯、フリアコを雇う際に気を付けるべきことを考えてみた。

ホステル経営者逮捕?

北海道警察本部中央警察署の発表によると、ホステル経営者の男性と札幌市中央区のホステルで働く従業員の男女2名、宿泊者である中国籍とマレーシア籍の観光ビザで入国した女性2名の5名を、出入国管理及び難民認定法違反の疑いで逮捕した。容疑は、ホステル経営者の男性と札幌市中央区のホステルで働く2名は不法就労助長、宿泊者の女性2名は無許可活動。宿泊者の2人が行った、ベッドメイキングなどの清掃を行う代わりに無償で宿泊できる「フリーアコモデーション(フリアコ)」が、就労許可なく就労し報酬を得たと判断されたとみられる。

Traicyの記事によると、北海道のホステル経営者が逮捕されたとのこと。多くのホステル(ゲストハウス)ではフリーアコモデーションを採用していると思う。これは、衝撃的なニュースだったと思う。

結果が出ました。

国内でもフリアコを迎えるゲストハウスなどは多く、インターネットサイトに「住み込みスタッフ募集」などと掲載する施設がある。ただ、本来払うべき宿泊代の免除は対価とみなされ、就労資格がなく、観光ビザの外国人の場合は違法の恐れがある。

(中略)

阪南大国際観光学部の松村嘉久教授(観光地理学)は「フリアコは海外の多くの国で行われており、雇うという認識がない経営者も多いだろう。グレーゾーンで議論されてこなかったものが、今回明確に線引きされた」と見る。知人のゲストハウス経営者は、ワーキングホリデーの旅行者を雇い、判断できない場合は、そのつど入国管理局に相談しているという。

毎日新聞さんの記事によると、違法の恐れがあるとのことです。そもそもグレーゾーンともいわれていたが、やはり今回の件を受けて、多くのゲストハウスでは、フリアコの採用は、気を付けたほうがよさそうですね。

フリーアコモデーションって労働?

フリーアコモデーションとは、そもそもなんなのか。これに関する記事は、「ゲストハウスで働くヘルパーの給料と選択肢4つを考えてみた。」や「ゲストハウスのヘルパーの仕事、一日の流れを考えてみる。」を読んでいただければわかると思います。「民泊ねっと」にて、詳しく書かれていたので引用させてもらいます。

フリアコとは「丁稚奉公」と似たシステムです。ゲストハウスがフリアコを行う場合には、雇用契約としてみなされる行為は厳禁であくまでもボランティアスタッフとして人を募集しなければないません。雇用契約としての労働者と有償のボランティアスタッフを区別するには実態を見て判断されるのでなかなか区別が難しいと思います。支払い内容によっては賃金と解釈される可能性もあります。

ここら辺は、社労士に相談すべきだそうです。

確実に回避したいなら

外国人が日本で働くためには「在留資格」(=就労ビザ)が必要になります。日本の在留資格には27種類あり、このうちゲストハウスで働くためには、「技術・人文知識・国際業務」が考えられます。

「技術・人文知識・国際業務」のビザを持っている人を雇う方法がある。

また、ワーキングホリデーのビザを持っていれば、基本的には問題ないそうだ。

おわりに

多くのゲストハウスではフリーアコモデーションの力を借りて成り立っているところも多いと思う。日本人のフリアコならまだしも、外国人のフリアコを雇うのであれば、しっかりと就労ビザを持っているか確認した方が良さそうだ。フリアコとして雇う日本人に対しても、訴えるような人でないか、見極める力も運営、経営者の手腕が必要になりそうですね。

追記

通りすがりのバックパッカーさんから貴重な意見をいただきました。(コメント欄)

フリアコじゃなく、少なくてもバイト代が出せるなら、そうしてほしい、そんな気持ちでフリアコを雇う危険性を訴えたい思いで記事を書きました。

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石川県金沢市のゲストハウスで2016年11月にオープンした「Blue Hour Kanazawa」で働いてます。また、1か月から入居可能な「シェアハウスASSORT-アソート-」というシェアハウスを金沢でやっています。