リビングゲストハウス

石川県金沢市のゲストハウスに住んでいました。ゲストハウススタッフでマネージャーとして奮闘中。

訪日外国人や観光客はビジネスホテルにいる。

   


昨年に続き、毎年訪日外国人観光客が過去最高の記録を出している日本。稼働が上がらないホテル、思ったより伸びていないところも多いのではないだろうか。ゲストハウスもまたその一つかもしれない。そんなゲストハウス=外国人向けにも関わらず、なぜ外国人がこないのか。もっと集客のチャンスがあるのじゃないだろうか。

ビジネスホテルは名ばかりである。

ビジネスホテルとは、以前はビジネスマンが泊るという名目で多くのサラリーマンが利用していたホテルであった。部屋は簡素で、ベッド、ユニットバスというのうが一般的である。

しかし、現代では学生から外国人、一般のお客さんも利用することができると言う事が当たり前となっている。観光をメインとする人々は安くて快適に寝ることができるビジネスホテルを利用している人が増えている。

利用者の6割は観光客。

先日、石川県で行われた星野リゾート社長の星野佳路さんの公演に参加させていただきました。その中で、星野リゾートによる調査で、ビジネスホテルを利用している6割は観光客が占めている結果が出たそうです。

観光庁の調査によると、2014年の全国の宿泊施設のタイプ別稼働率は、シティホテルが77・3%、ビジネスホテルが72・1だったのに対して、旅館は35・2%にとどまった。しかも、この傾向は加速しているという。
特に、星野リゾートの調査によると、地方都市のビジネスホテルは宿泊者の半分強が観光客だったことが分かったという。地方都市のホテルは交通の便が良く、価格も手ごろなため、手軽に観光が楽しめる。

今年石川県も含まれていてで少し話題になったANAクラウンプラザホテルの買収。「地方シティホテルを買収する星野リゾートの野望」によると、星野リゾートさんでも、シティホテル、ビジネスホテルに注目をしているようです。これからシティホテルの運営・経営を学び、変容させていくとのこと。記事の中では、星野代表は「今のシティホテルは観光客のニーズを十分に満たせていないのでは」との指摘もしている。どのような取り組みを行うのか楽しみでもある。

ゲストハウスの魅力を

シティホテルもさながら、安く快適なビジネスホテルに泊まる外国人が本当に多いなと思います。実際に、私も外国人が地図を広げていて迷っているときに、「どこに行くの?」と話しかけるとビジネスホテルの名をあげられたこともあります。また、一人旅の男性も、安くて便利なビジネスホテルに泊まる人が多いのではないでしょうか。ビジネスホテルに泊る人が求めるモノはなんでしょうか。

「コストパーフォーマンス」「個室」「立地が良い」etc.

ビジネスホテルは、メインシティに必ず点在しているので、外国人にも少なからず浸透しているのではないでしょうか。また、カプセルホテルなどの日本独自のホテルを求めて、そこからビジネスホテルを知る人も多いかもしれない。

ゲストハウスが少なかった日本が、昨今のゲストハウス起業・開業が大幅に増えている。その動きに合わせ、もっとゲストハウスの魅力や一般化が進むと、観光客も少しずつビジネスホテル→ゲストハウスという選択肢になってくるのかもしれません。

ビジネスホテルと同価格帯で提供できるもの。ゲストハウスならではの地域の情報を発信するなど、ビジネスホテルよりゲストハウスに泊ったほうが面白い、思い出が作れる、便利と思わせるサービスを提供していくことがスタッフも含めて大切になってきそうです。

おわりに

 

星野さんが書いた本で、公演でもおすすめしていた本はこちらでした。評価も高く、マーケットプレイスでも600円~。

ビジネスホテルに泊まる人って、安さや立地、個室を求める一方で夜は飲みに出る方も多いはず。それは、誰かとの交流を求めているという理由の人も多いのではないでしょうか。そんな自然な交流の場が、泊っている宿で起こっているのであれば、同じ価格帯でもゲストハウスに魅力を感じる人は多そうですよね。もちろん、プライベートな空間を必要とする人もいますが。

6割もの観光客ががビジネスホテルに泊っているこの状況を変えることができれば、その街の魅力をもっと知ることができるはず。あなたの街や宿、ゲストハウス業界全体のリピーター率も挙げることができるかもしれないです。

 - ゲストハウスで働く, スタッフの日常 , , , , , , , , , ,

石川県金沢市のゲストハウスで2016年11月にオープンした「Blue Hour Kanazawa」でマネージャーとして奮闘中。また、1か月から入居可能な「シェアハウスASSORT-アソート-」というシェアハウスを金沢でやっています。