リビングゲストハウス

石川県金沢市のゲストハウスに住んでいました。ゲストハウススタッフでマネージャーとして奮闘中。

2014年、日本一になったゲストハウス「カオサン-浅草-」の取り組みと工夫

      2015/10/06


日本のゲストハウスでのNo.1を決める「JAPAN BACKPACKERS LINK AWARD 2014」で一番に輝いた日本の東京にあるカオサンワールド浅草 旅館&ホステルについて、迫ってみたいと思う。

カオサングル―プとは

通称カオサンのゲストハウスは、有限会社万両という会社が運営されている。当時、2002年日韓ワールドカップをきっかけに、設立しようと思い立ち、2003年で資本金は600万円とかなりの低い資本金で東京は浅草の雷門で始めた。それから約半年で満室になりその後毎年1~2店舗と開業。グループ全体での年間稼働率は90%以上。現在12店舗を運営している。現在の代表取締役社長は愛知県出身の小澤 弘視(こざわ ひろし)さん。

カオサンワールド浅草 旅館&ホステル

kaosan asakusa

開業2013年11月22日
ラブホテル風内装×和風内装を掛け合わせたデザイン
(旧ラブホテルをリノベーション)

元々東京のラブホテルだった建物を改装しただけに、テーマ溢れた部屋がある。世界各国にラブホテルはあるが、日本のラブホテルは文化の一つともいえるようにお洒落で楽しめる造りとなっている。そこを少し手を加えることにより、東京の一つのアトラクションやテーマパークのような役割を果たしているようにも思える。

従来のラブホテルで使用されているような空室を表示するディスプレイや、その昔、シャイなカップルが受付で顔を見せることなく支払いできるよう利用された、マネーシューターも残されていた。残念ながら、80年代に活躍したそのシステムは、今はもう利用することはできない。

time out(tokyo)では、実際の宿泊できる部屋の写真も公開されている。以前のラブホテルのシステムは利用できないが、当時の面影は残されているようだ。

カオサンワールドの取り組みと工夫

1.設備・施設がすごい

宿泊するツーリスト達は、常に性風俗と一緒にあった日本有数の繁華街である浅草の歴史も、ラブホテルという施設のことも知りません。(引用:HUFFPOST)

宿泊者がラブホテルという施設すら知らずに泊るということ。日本人には認知されがちですが、外国人は認知せずに泊られる方も多い。さらに、リノベーションして、古いものと新しいものを織り交ぜたカオサンワールドは結果的に、多くの日本の文化知ることできることが魅力ではないだろうか。通常の宿にはない驚きのデザインや内装は、予想もしなかったおもてなしの連続に感じられるのかもしれません。また、自販機なども完備されており、設備や施設が充実している点も魅力の一つではないでしょうか。

2.海外のお客様の気持ちを考えた個室や料金設定

一番の強みは、大部屋です。例えば4人部屋は、日本の宿の供給がものすごく少ない。その一方、エアアジアで来日するマレーシアのお客さんは、4人組みのファミリーが一番多い。4人で来たらやっぱり4人で泊まりたい。特にムスリムの人は、相部屋を嫌います。(引用:やまとごころ.jp)

しっかりと、どの外国人がどのくらい来るのかを考えて、部屋などの設定をされています。4人組みのファミリーを狙った個室タイプもしっかりと完備されています。

安く泊まれる宿は、大事なインフラなんです。

また料金設定に関しても、宿の価格が高い日本のイメージを覆すために2200円~と格安で泊まれる価格設定となっている。私自身も、日本の宿は高いと思っていました。もっと外国人が日本に訪れてくれればと思う。ただ、宿代が高いため、数泊の旅行しかできない外国人も多い。だからこそ、本当に大切なのは安い宿も増やすこと。そうすることで若い外国人も訪れやすくなるはずです。

3.圧倒的レビュー数

カオサングループではhostelworldを主としてレビュー数がかなり多く、人気の秘訣にもなっているのではないでしょうか。外国の方(特に西洋人)はレビューを気にすることが多く、ここに力を入れることは重要だと思います。TICの調査によると、ガイドブックの倍以上の方がインターネットを利用して宿を選ぶそうです。特に最近では価格比較ができるTripadvisorを始め、時点にBooking.comなどが人気の様です。

Great hostel. Very good location. Very social. Really friendly and helpful staff. Highly recommended.(イングランド男性)

ホステルワールドのレビューでは、綺麗なことや立地のほかに、このようにスタッフに対する評価も多い。様々な評価の中でも、94%と一番高い評価がスタッフへの評価。帰るたびに声かけしてくれたりするスタッフや、hostelworldのレビューに対するコメントも返信もしており、その対応の良さと細かさにも丁寧さが感じられる。

まとめ

「カオサン-浅草-」では立地や内装、設備の充実がかなりの評価につながっていることも考えられるが、スタッフの細かな対応も高く評価されているのではないだろうか。掃除をしっかりして綺麗に保っていたり、各国のゲストに合わせた対応の仕方を熟知している部分での取り組みが評価されたのではないだろうか。

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石川県金沢市のゲストハウスで2016年11月にオープンした「Blue Hour Kanazawa」でマネージャーとして奮闘中。また、1か月から入居可能な「シェアハウスASSORT-アソート-」というシェアハウスを金沢でやっています。