リビングゲストハウス

石川県金沢市のゲストハウスに住んでいました。ゲストハウススタッフとして奮闘中。

ゲストハウス独立開業前にスタッフを体験したら良いと思う3つのこと。

      2016/11/11


ゲストハウス開業前に、是非ともやってみたら良いと思うのがスタッフである。特に自分が「将来こんなゲストハウスがしたいな」と思うところがあれば飛び込むべきだ。そこには、あなたが予想しているゲストハウスの経営や運営、開業とは全く違う世界があるはずです。ビジネス的に儲かる、儲からないという視点も考える必要がある。

1.向いているか、経営内容、仕事内容を把握しているか

ゲストハウススタッフをやってみると気付くことはいろいろある。ゲストハウスでの主な仕事としては掃除・接客がメインとなる。体験してみてわかることは様々である。トラブル対応、近所との付き合いなど地域との交流。体力はもちろん必要だがホスピタリティが求められる仕事となる。英語がしっかりできなければゲストが安心して過ごせないですし、宿の雰囲気・サービスが良くないとゲストは集まりません。さらに、観光情報を持っておかなければ、ゲストの期待に応えることができないこともあります。なにより、ゲスト同士のつながりを作ることもゲストハウスには重要な業務のひとつではないでしょうか。

以前「訪日外国人が日本に来る理由、本当の”日本食”を楽しみたい。どう対応すべきか。」という記事にも記載させていただきました。

それにしても実際に働いてみないとわからなかったことがいっぱいで本当に勉強になってます。

伊勢ゲストハウス 風見荘」で開業前の修行としてヘルパーをやっていたshihoさんは「ゲストハウスは横のつながりがとっても強い!」「スタッフの一人ひとりの個性が本当に大事」「伊勢に興味があるお客さんの多くが出雲にも行きたいと思っている」といったことをはじめとして多くの気付きがあったようです。実際に2015年「出雲ゲストハウスいとあん」を開業されています。

実際に働いてみることで、学ぶことがたくさんあり、考え直すことが多くあるのに間違いありません。目には見えない様々な事が経験することで見えてくるのではないでしょうか。

2.ゲストハウスは儲かるのか

さて、2つ目に大切なことはゲストハウスが儲かるのかどうか。

なおち(ハヤカワ)さんは、2010年にゲストハウスを開業する夢があったそうです。職場を辞めるときに社長がその思いを知っていて実現に向けて動いてくれたそうだ。

ただ彼は、

こんな、“物件ありき”でゲストハウスなんて始めたって、面白くもなんともないと思う。

ゲストハウスなんてゆう、どうせ大して儲かりもしない業態で商売するなら、“物件ありき”ではなくて、コンセプトとか、理想とか、そうゆうものありきで、そのイメージに合う物件を探しまわってやっとオープンしなきゃ、全く面白くない。(引用:なおちのひとりごとつらつら)

なるほど、ゲストハウス開業者として大切なことにコンセプトや理想…必要な気がします。

もちろん大手のゲストハウスではそれなりの集客技術や、受け入れる部屋数が圧倒的に多いので、利益が生まれる可能性は多いかもしれません。しかし、少ない床数だと売り上げにも限界があります。どう経営していくかも考えなければいけません。彼は仕事を辞め、教師という仕事について、結婚されて人生を楽しまれているようです。

もう一つ紹介したいのは、1166バックパッカーズの例。

売上が82万円で、人件費と家賃+水道光熱費の合計は28万です。
82万円−28万円=54万円

ここからオーナーさんの取り分を引き、開業時に借入があれば、月々の返済などを引きます。

クリエーターズノート「長野市のゲストハウス「1166 バックパッカーズ」をビジネス視点で切ってみる」では、独自の視点や観察力でかなり妥当な結果が出たそうです。実際に回答ももらっています。なるほど、もちろんこれが丸丸入ることは滅多にないと思います。儲かるのか儲からないのかはご自身で考えてみてください。ちなみに、東京都内でゲストハウスをやると最低稼働では6割以上が見込めるそうです。ただし、8割、9割呼び込めるのはTOP10くらいのゲストハウスという現実もあるそうです。こちらでは、7割程度の稼働での過程となっています。

その後、クリエーターズノートを書く金沢のゲストハウス「Good Neighbors Hostel」オーナー吉岡さんは「たった1年で世界74カ国の旅人が泊まったゲストハウスが新たにつくる金沢の宿とは?」で、開業以来定員稼働率が毎月80%を超えるほど堅調に推移しているとのこと。なお、クラウドファンディングの結果は、2,103,500円の支援を得て終了しています。

スタッフとしてこういう視点をもって考えれば多少なりとも自分の宿の経営を考えることが出来ます

1.やる気があるのか。

「好きな事は仕事にするな」「好きな事が仕事って最高」など色々な意見が飛び交っています。どちらにしても、仕事は仕事です。趣味でゲストハウスを始めようと軽い気持ちでいる場合は、踏みとどまったほうがいいかもしれません。ゲストハウスをはじめとした宿泊施設が現在も多く開業や準備されています。ゲストハウス業界ではとても有名なゲストハウス有鄰庵では、「ゲストハウス開業のための合宿」も開かれるくらいです。それだけ需要があり、競争率が上がってきているのではないでしょうか。

将来は地域に役に立つゲストハウスを開業したい。
古民家活用でゲストハウスを活用したい。
地域おこしや町づくりの拠点にしたい。

個人や行政関係者から、そんな声が数多く有鄰庵に寄せられるようにになってきました。

そこで、このたび本気でゲストハウスを開業したいと考えている人を対象に、有鄰庵の蓄積してきたノウハウを全て伝える日本初のセミナーを実施します。少人数で、コンセプト作りから経営までハイクオリティなゲストハウスを創る為に、きめ細やかにアドバイスします。

ということで、やる気があればセミナーに参加したり自ら情報を集めることも容易であり、逆に言えば必要なことでもあります。それができるか出来ないか。

ここで、ビビってもうやらないって思えばそれはそれでいいと思います。それでもやりますっていう気持ちが大切だと思います。それは、ゲストへの対応でも通じるものがあるからです。

おわりに

なんだか長く偉そうなことを言っていますが、今のとこ、私には開業予定や資金があるわけではありません。どちらにしても、開業する前にいろいろなゲストハウスに訪れる事や、スタッフとして働くことで業界の端だけでも覗くことが出来ますし、見えない仕事内容、やるべきことも必然と見えてきます。そこから広がる世界や、より個性的なコンセプトなどを生み出すきっかけに繋がると考えられます。

ゲストハウス起業オーナーと出会い、1年を過ぎたので振り返る。」という記事では、僕自身が1年くらい働いてみて、いろいろ思ってます。いろいろな道があると思います。

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石川県金沢市のゲストハウスで2016年11月にオープンした「Blue Hour Kanazawa」で働いてます。また、1か月から入居可能な「シェアハウスASSORT-アソート-」というシェアハウスを金沢でやっています。